2022/07/18
コンビニ弁当や宅食が続くと食欲がなくなる、それは香りがないからだ!!と書かせていただきました。
今回は香り以外にも飽きが来る要素があるよ。ということをご紹介させていただきます。
おいしいやまずいはあっても飽きが来ることはまずありません。
例えば、親が作ったものを毎日食べていても飽きません。一方、出来合いのお弁当は3日くらい連続で食べると飽きが来ます。
この差ができる理由についていろいろ無い知恵を絞ってたどりついた結果が、作り方だと思うのです。
工場で作ったお弁当は
開発が調味料の分量から材料の均一化、加熱時間の設定などありとあらゆることがマニュアル化されています。
これはいつでも同じ品質のものを提供するという涙ぐましい企業努力結果ということは言うまでもありません。
一方、家庭料理はというと
調味料は目分量、材料はその日のお得なもの、加熱時間も火が通ればOKなど毎日がブレブレです。
しかし、このブレブレが飽きさせないポイントです!
『昨日と味が違う』と明確に感じなくても、味覚がその違いを無意識に感じ取っているはずで、つまり、毎日、飲んでいる味噌汁も味噌の量の若干の違いが飽きさせないことにつながっているのでは?と思っています。
これを工場で行おうとしても無理です。
昨日の味噌の量は10gだったので、今日は10.1gにするなんてことは無理ですね。面倒すぎて。
極論を言うと、毎日、新商品を作ってね!と言っているのと同義です。
確かに、新商品を毎日食べていればそれは飽きないか、と納得してしまうわけです。
もし、毎日の食事を誰かに作ってもらっているという方は作ってもらっている人に対して感謝をしていると思いますが、そのありがとうの感謝にプラスしてぜひ食事の感想もお伝えしてみてください。
その人はあなたを飽きさせないように毎日、新商品を提供してくれているのですから。